ARIAtN
ネオ・ヴェネツィアで日々生まれ続ける出会いをラストに持ってくるというのは、この作品らしい実に見事な構成だなあ。それだけで「前回は7月の話だったのに!」なんていう無粋な突っ込みは月日の流れと共に吹っ飛ぶというものだね。 いや、でも冗談抜きに、O…
今回は屋形船をきっちり取り仕切ってみせる灯里たちといい、一堂に会する登場人物たちといい、まるで最終回のような雰囲気だったなぁ。アリシアさんの台詞なんてまるっきりそんな感じだったし。 こうなると来週どんな風に締めるのか逆に気になる。
悪口の標的が藍華じゃなく晃であったり、最終的に陰口を言っていた人間の因果応報を見せていたりと、かなりマイルドではあったけれど、シリーズ終盤でウンディーネ内での嫉妬ややっかみを描写した事自体にはブラヴォーと言いたい。この温かな作品で灯里たち…
ここのところやけにはっちゃけてたかと思えば、突然今回みたいに物凄い恥ずかしい(どちらかといえば「ARIAらしい」か)エピソードをぶつけてくるから侮れないぜ。爺さんの長台詞なんかは体中がむずむずむずーってしたよ。
Aパートは性転換話。 萌え狂いそうなアリス君(元々あんなに可愛いのに女の子のはずなかったんだよ!!)といい、完全に出オチなアカツ子&ウッディといい、かつてない弾けっぷりだったなぁ。 つかこれ本当に原作にもあるエピソードなのか。アリシアさんとか…
別役実脚本の「銀河鉄道の夜」やら「銀河鉄道999」やらをモチーフにしたような雰囲気で、アリシアさんと共に「まーた始まった」と思いながらも割と楽しむ事が出来た。 しかしそういったパロディ的な作りもそうだけど、ケットシーと触れ合って、ケットシーへ…
夏の日差しや夜の闇の雰囲気とか、喪服の女性のホラー的な描写がとても上手くて、思わず感心しながら見てしまったよ。 ただこれはケットシー系のエピソードを見る度に思う事なんだけど、灯里の口から自分がした体験を語らせるのは控えた方が良いように思う。…
Aパートは藍華が風邪を引く話。 珍しいアクティブな私服姿と泣き虫のギャップが!!ギャップがああ!! まあでも藍華の感じた焦燥感は分かるような分からないような。ちょっと大袈裟だったかなぁ。風邪で気持ちが弱くなってたといえばそれまでなんだけど。 …
普段がハプニングなんて全然ない世界なだけに、今回くらいの内容でも結構ショッキングだったなー。それだけに多用されたデフォルメキャラを始めとして、暗くしすぎないような見せ方になってたのは良かった。藍華に対して不器用ながら、実にらしい説教をする…
前回の感想で「灯火と出会う前のエピソードとかあれば良かったのに」とか書いたけど、ちゃんとそういうのも用意されてたよ。つか2話連続だったのね。 正直2話続けてやるほど気持ちが盛り上がる話でもないとは思うんだけど、灯里の姿とかつてのアリシアさんを…
灯里愛用のゴンドラに寿命がくる話。 ただ今までの話を振り返るだけじゃなく、まだ見た事のない思い出を垣間見られたのは良かったけど、ゴンドラの寿命は20年なわけだから、灯里と出会う前のエピソードもあって良かったような気がする。
ネオ・ヴェネチア狭っ!偶然お茶をしている灯里のところへ晃たちが集まってくるってのも狭いけど、晃&アリシアと暁&ウッディが実は子供の頃に出会ってたって狭っ!!なんだかウンディーネも毎日暇といえば暇なようだし、もしかしてネオ・ヴェネチアって俺…
灯里が彩色パリーナを作るお話。 永遠に楽しい時間が続いていくかのように感じられるARIAの世界で、時の移り変わりについてやられるとなんとも切なくなるなあ。 社長のジェスチャーからしてドジっ子だったであろう、今はもういないアリアカンパニーの仲間も…
アリスの一人遊び話。ちょこちょこ鼻血が出るくらい可愛いカットがあったり、全体的にカメラアングル(色っぽいとかって意味だけじゃなくて)と陰影が絶妙だったりして、相変わらずアリス&アテナのペアは良いエピソードに恵まれているなあという感じ。
Aパートはまたまたまたまた…(略)…不思議世界系の話。相変らずほんのりホラー的な演出は冴えてるんだけど、灯里は不思議な世界に迷い込みすぎだからなぁ。毎回メールでそれを聞かされるアイちゃんもご苦労様ですというか…。要するに俺の心が荒んでるだけな…
灯里がとうとう指名される話。初めての指名で緊張するとか言われるとどう見ても風俗です本当に有難うございましたなんだけど、話の方はネオ・ヴェネチアがヴェネチアを模した街であり、それ故に本物のヴェネチアと比較されてしまうという今までになくシリア…
灯里に知り合いが多い事に気づいた藍華とアリスが、買い物に出かけた灯里をストーキングしてみる話。 多分平日だろうに「買い物があるから午後の練習を休む」とか言い出す灯里もどうかと思ったけど、「灯里に友達が多くて気になるから後をつけちゃおう」って…
灯里がネオ・ヴェネツィアの素敵を探す話。 何度も通ってる水路の脇にある見事な庭を全く知らないってのもどうかと思うけど、観光案内をする人間として地元のそれなりに有名なスポットも知らないってのは確かに致命的だよな。俺のイメージだと普段は散歩がて…
暁がアリシアさんに大量の薔薇を渡そうと奮闘する話。 今回の話を見て思ったわけでもないけど、絶対アリシアさんは暁の気持ちに気づいていながらかわしてるって。というかもうモミ子で良いじゃないねー。あれだけもみあげを触ってるんだからもう嫁みたいなも…
このアニメは本当に猫と不思議世界が好きだな。というわけで今回は猫の王国を探しているうちに不思議な世界に迷い込んでしまうお話。 途中までは「ただ廃墟に迷い込んだだけなのか、それとも…」というような見せ方で上手くバランスを取っていたのに、最後の…
今までひたすらにネオ・ヴェネチアという夢世界の観光案内をやってきたのに、今回のエピソードで突然アリスの掘り下げを現実的な視点からやってきた事に意表を突かれた。そういう意味では風呂上りにシャツとスパッツというリアルな格好をしてみせるアリスも…
珍しくA/Bパートの2部構成で灯里とアリシアさんのお出かけ話。Aパートの狐の嫁入り行列シーンなんかに見られる全体的な演出が第1話のパレードを思わせる不気味さで、前シリーズとの作風の違いみたいなものを薄っすらと感じた。 BパートもAパートに続いて、普…
水路を使って集配するより地上からやった方が明らかに効率良さそうなんだけど、その辺り一体どうなってるんだろう。車どころか単車も入れないような路地が多そうだから、徒歩でやるよりはゴンドラの方が、っていう判断なのかな。何にせよ手紙を川ぽちゃする…
藍華ってアルの事が気になってたんだっけ。前シリーズ全部観たのにすっかり忘れてたぜ。 今回は重力と惹かれあう力と恋心のお話って事でいつもの1.5倍くらい恥ずかしい内容だった。そのせいか人生を謳歌し幸福に満ちている灯里と、それをただ眺めている自分…
冒頭のアナル社長シーン集が省かれた!!このアニメの1番の見所が!!(え 話の方は相変らず浪漫たっぷりで、仕事から帰って来て普段以上にシニカルな感じになってる俺にはちょっとキツかったよ。目つきの悪い紳士は良いキャラしてたから、その辺でちょっと…
良い意味で前シリーズとなんら変わりのない第1話だった。灯里とアイがパレードについていくうちに正気を失っていく描写がちょっぴりホラーっぽかったけど、全体的に見ればOP/ED含めてまさにヒーリングアニメ。 後はこのゆるゆるとした空気が好きか嫌いかだよ…