交響詩篇エウレカセブン 第50話「星に願いを」

宇宙に囚われたエウレカレントンが救いに行く話。
覚醒したニルヴァーシュがどこかで見た事のあるようなデザインでダサ格好良かった。モビルトレースシステムだし。


とりあえずレントンエウレカを無事救い出して、いつかは故郷へ帰ってくるという希望を残したラストにしたのは、結果的に良かったんじゃないかと思う。序盤にレントンが回想っぽい語り口で「あんな結末が」云々言ってたから、俺はてっきりBADENDなんだとばかり思っていたよ。(というか当初はBADENDっぽい結末になる予定だったんじゃないかと思わないでもない)
あれだけ膨大な伏線と思わせぶりな描写をしながら、最後であれだけベタに、シンプルに突き抜けたのにはちょっと苦笑いしちゃう部分もあるけど、散りばめられたオサレ感とか勢いを重視してるところ(コーラリアンをバスタービームで一網打尽にするシーンでレントンが不殺だった事を思い出したけど、あれはもうふっきれたんだったか?)が魅力でもあったし、やっぱり最終回はハッピーエンドになるのが正しい姿ではあるからなぁ。
個人的には驚くようなオチとか新しい視点を最終話に期待してたから、ある意味で失望させられたのも確かなんだけど、紆余曲折あった末に落ち着いた結末だから致し方ないというような気持ちもある。過去と現在の対比とか、どんどん親父にキャラデザが似てくるレントンとか、そういう細かいところに丁寧な仕事も随分あったしね。琥珀の中の指輪とか、何だったのさって仕事もあるわけだが…。


うーん。まぁ1年間通して観てきたアニメを数行にまとめようってもなかなか出来るもんじゃないわな。もう少ししたら色んな意見も出てくるだろうから、それに便乗して俺もいつか何か書こうと思う。