涼宮ハルヒの憂鬱 第10話「涼宮ハルヒの憂鬱IV」

キョンが太眉にMK5される話。なんかあるんだろうとは思っていたけど、長門と同じ系統の人だったのか。
今回は他の作画アニメとさえ一線を画した、戦闘シーンを始めとする動きまくりっぷり(前回止め絵が多かったのもこれの為かと思ってしまうな)も勿論良かったけど、太眉の人がキョンをすんなり殺さず、やけにもったいぶっているのが印象的だったよ。だってさ、下駄箱に手紙を入れて教室に呼び出す必要とかないじゃんね。もっと人のいないところで、長門にしたように一心不乱に殺せば良かったのに。やっぱりギャルゲー的というか、「下駄箱に入っていた手紙で教室に呼び出されて、行ってみたらいつもニコニコ優しい委員長がいて、当たり障りのない、それでいて的を射ない会話の末に、突然殺されかける(それも「ナイフ」という象徴的な凶器で)」っていう、日常と非日常の急激な転換があの不自然さの狙いなんだろうか。っと、まぁ考察は原作村の人がひとしきりやってんだろうからそっちに任せるか。どっちかというと「俺を殺す!?why!何故!」とか言ったり、敵の攻撃を軽くかわして結局無傷だったりするキョンの余裕が、1番非日常の中にあって日常的、つまり奇妙だった気もするしな。あ、でもキョンは日常担当だからそれで良いのか。
何にせよ長門から眼鏡を奪ったキョンは死ねばいいのに。氏ねじゃなくて死ねばいいのに。キョンに素顔を褒められて翌日から眼鏡を外してくる長門は可愛いから無罪な。
あと大人のみくるが胸の谷間に星型のほくろがある事をキョンに教えられたみたいな事を言ってたけど、あの2人は一体どこまで関係が進展するんだろうか。口ぶりからすると結局はみくるが未来に帰る事で離れ離れになるっぽいけど、胸の谷間をじっくり観察できるくらいの仲って一体。(もしかしてあそこで大人みくるが漏らしたからキョンがほくろの位置を知ってしまって、それをみくるに言って…みたいな事だろうか)
まぁ大人みくるの言ってた「白雪姫」がどうこうってのは、安直に予想すればキョンハルヒがキスするような事態に関するヒントなんだろうから、どちらにせよキョンとみくるが恋愛関係になるって事はないんだろうけども。
んー、しかしキスか。流れからすればハルヒが眠りについて、キョンがキスをする事で目を覚まさせるって事なんだろうけど、「目を覚ます」ってのが文字通りの筈はないだろうから、退屈で憂鬱な現実世界への回帰とかそういう事になるのかな。キョンがいるから現実へ帰るってのも恋物語として捉えれば大いにありそう。
とすると後は「眠りにつく」が何かって話なんだけども、それに関してはさっぱりだぜ。野球の回で変な空間に迷い込んだとかいう話を古泉とキョンがしてたから、その空間からの回帰になるのかな…。
もそもそも白雪姫っていうヒントを読み違えてる可能性も大だな。うん。


良し。今回は色々考えながら見てしまったから、後で大人みくるの「禁則事項ですっ」だけゆっくりもう1回見てこよう。