乙女はお姉さまに恋してる 第3話「おとめが乙女を選ぶ時」

瑞穂ちゃんの凄さに関する描写や説明を省いたせいか、瑞穂ちゃんの心理描写を省いたせいか、エルダーに選ばれるくだりがどうも不自然だった。瑞穂ちゃんの存在が高い支持率に値しないように感じられたというか…。
本当は噂の内容だって作り話じゃなくて、バスケの時の話であったり、奏ちゃんに対する優しい振る舞いであったりというような内容なんだけど、その噂の内容に関する説明は元より、奏ちゃんのイベントも掻い摘まれてるから、ありもしない美談を広めてるように見えてしまっていたしなあ。(他にも前エルダーの紫苑様と対等に付き合っているだけである程度の影響力が生まれてるとか、その辺はやったっけ?)
まあでも原作の方も違和感を緩和するために手を尽くしてはいたけど、それですら若干「段取りっぽさ」のあるシナリオだったわけで、アニメ化するに当たってそれほど尺も取れないとなると、分かり難くなってしまうのも仕方ないか。
ただなあー、貴子さんのツンが先行した描写とかもなー。あれだとただエルダーになりたいだけみたいなさー、と長くなりそうなんで以下略。


なんかこうして見ると駄目出しだらけになってしまったけど、作画も良好だし、脚本的にも健闘してるしで、基本的には良くできてたと思う。
そもそもおとボクの最大の魅力は「女性の美しさを持ちながら、男性的な強さで女性を支えられるヒーロー(ヒロイン)」である瑞穂ちゃんに他ならないわけだから、紫苑さまを抱き上げて保健室へ走る瑞穂ちゃんの姿をきっちりやって貰っただけでも、個人的にはある程度満足なんだよ。うん。(というか問題はここから、具体的には一子ちゃんだしな!原作未プレイの人にどう受け止められるのか、今からハラハラ!!)