忘却の旋律 最終話

やっぱり今期最高の深夜アニメでした。

最終話でやっと明らかになったエランヴィタールの正体の変態っぷりと言い、
エロ&バカ演出系のアニメかと思いきや、その影にある哲学的なテーマと言い、
放送の少し前に同じく最終回を迎えた「爆裂天使」の記憶がさっくり消滅するくらい面白かった。(褒めすぎか?)

モンスターキングを倒したメロスの戦士はモンスターキングにならざるを得ない、っていうジレンマをボッカがどう解決するのかに期待してた自分としては、やや肩透かし的な印象を受けたものの(できればジョジョ的に解決して欲しかった)それを補ってあまりある良いラストでした。

モンスターキングとの決戦の最後、忘却の旋律と小夜子が互いに愛する人を守ろうとするシーンなんかはかなり良く出来てたと思う。普通に。
こうして終わってみると大塚英志風に通過儀礼が云々と語りたくなるけど、それは野暮なんで置いといて。
テーマ的には正義感だけで突き進む少年が大人になるまでを描いたアニメだったんだろうね。
そんな中で光る変態演出とか、露骨過ぎるエロとかが非常に全体の印象を良くしてると思う。

これは買うな。D・V・D!D・V・D!