ノエイン もうひとりの君へ 第12話「タタカイ」

すげぇ！今までの美少女アニメ化とは違うベクトルで作画が全然別物だ！うつのみや理氏テイストのカットが幾つもあると思ったら案の定スタッフロールに名前が。
そんな原画面での遊び心もさる事ながら、今回はアクションシーンの動きが物凄かったよ。作監が松本憲生氏だもんなぁ。あんなに観てて気持ちの良いバトルは久しぶりだよ。粗く描かれたキャラクターがガンガンぶつかるのも勢いがあったし、ノエインは本当に力入ってるなぁ。

「ハルカの見た事は現実となる」という龍のトルクの力が時の放浪者から明かされたものの、同時にノエインからは「未来は変えられない」といわれたわけだから、ハルカが積極的に見てしまった嫌な未来を変えて行くっていう話ではないって事なのかな。それとも「それでも未来を変える」っていう事か…。
何にせよ一度は変わったかに見えたカラスとフクロウの未来が、ノエインによってあっさりと元の運命に引き寄せられる様は切なくて上手いやり方だったと思う。和解ができたタイミングであの展開はちょっと汚いよな。その後のアイとイサミのやり取りもあわせて泣けるっつーの。