ラムネ 第12話「100個の貸しと100個の借り」

健次が七海の看病の甲斐もなく、事故の後遺症から目を覚まさないままに1年が過ぎる、っていう展開自体はありがちなんだけど、刻々と変わり続ける周囲と、進む事が出来ず立ち止まり続ける健次と七海を対比する構成は心底汚い。あんな演出されたら泣けるに決まってるじゃないか!泣いたさ!
七海が努めて涙を零さないようにする様子をきちっと描いておいて、健次が目覚めてから初めて泣きじゃくらせるのも余りに上手い。お陰で2度も泣かされた!!
最後の最後で「なんてね」にこめられた意味まで極めて自然に披露しちゃってるし、本当に構成上手というかなんというか。


総括としても過去と現在を対比するような構成であったりとか、最後まで通して健次の気持ちが寸分もぶれなかった所とか、作画の最低っぷりを差し引いても残るところのあるアニメだったと思う。
監督も脚本も全然知らない人なんで若いんだろうし、もうちょっと資金と人材があれば相当面白かったかもしれないと思うと残念でならないよ。つか某ツンデレアニメが2クールってのが納得いかな(ry