よみ空
レスキューに付き纏う葛藤を描きながらも、内田の成長で締める見事な構成だった。特に怪我をした本郷少佐から冷静に「I have control」と操縦を引き継ぐシーンと、本郷少佐の問答にさらりと答えるシーンは、12話という短い期間だったにも関わらず内田が成長…
凍死していく登山隊の中でリーダーだけが生き残ってしまう余りに残酷な状況と、そのリーダーを救助する寸前に撤退を余儀なくされるまさかの展開で2度泣いた。 リーダーの両親が隊員たちの親族から向けられる冷たい目線といい、今回は余りに重苦しい。重苦し…
三つの話が同時に進行する話。其々の関連が全く見えてこないけど、別に観難かったりはしない。むしろめぐみの方は出版社の話だけで1本作れそうなくらい丁寧に内情を描いてたりして、リアル志向ここに極まれりって感じか。 ここにきて本郷と内田の信頼関係が…
もうとにかく手に汗握る展開。そりゃ全員助かるに決まっているのに、大きく揺れるゴンドラや、ヘリがゴンドラを持ち上げるシーンで映される金具の頼りなさを見て、ついついこちらまでハラハラしてしまった。 ゴンドラの中に閉じ込められた人たちの人間関係も…
内田の乗ったロープウェーが偶然事故で止まる展開はベタだけど、閉じ込められた(いかにもトラブルが起きそうな)乗客の顔ぶれや、緊迫感の伝わってくる演出は相変らず上手い。 家出少年に対しては不器用で格好悪い内田が、トラブルに巻き込まれてから急に凛…
泣き所が数箇所ある濃密な1話だった。とても深夜アニメの構成&演出とは思えないよ。 特に息子の悲報に泣く父親と旦那の吉報に泣く奥さんの対比は切なくなるのなんのって! 「車椅子」の話から一宏に仕事を続けていく決意をさせる件も自然だし、ラストに隊員…
冒頭の「ひょっこりひょうたん島」にあわせて出棺される葬儀シーンはシュールに感じられたけど、故人の意思を尊重した事によってああいう行き違いが生まれてしまうところが却ってリアルだったのかもしれない。観てて何ともいえない気持ちになったよ。 本郷の…
必要なのは仲間を信じる気持ちでした、と。 モノローグがない作品だからなんだろうけど、心境を吐露する場としてのめぐみとのメールがなかなか上手く機能してた。
最初は互いの気持ちが読めなくて擦れ違う2人が、悩みを打ち明け合う事で分かり合っていく構成は観てて気持ちが良かった。 何だか能登声を聴いてて新鮮な気持ちになったのは、能登麻美子の演じる「普通の女性」ってのが余りないからだろうか。…下手したら初め…
なかなかの名エピソードだった。 リアル志向なストーリーもそうだけど、今回はヘリを停電した街に着陸させる為に街の人たちが道路を車でライトアップするシーンなんかもあったりして、話を盛り上げる方向にも気を配ってた。 本当ならもっと達成感で持ち上げ…
前回がかたい話だったから今回は飛ばして行くかなーと思っていた通り、命令違反のオンパレードだった。自衛隊の偉い人にはちょっと見せられねえぜ! とはいえ淡々と進む災害救助はなかなか緊迫感があって良かった。派手な音楽や演出で盛り上げないで、ディテ…
丁寧な作りで好感度は高いんだけど、設定が妙にリアルな上やけに凹む展開で、観てるこっちまで暗くなるな。 まだ声しか出てないヒロインは折角の能登ボイスだってのに早くも主人公と溝が出来始めてるしさ…。