2004年10大ニュース〓個人ニュースサイトの巻〓

酔拳の王 だんげの方」さんにて「2004年10大ニュース」なる企画を拝見致しました。
生後四ヶ月弱の当サイトも、甚だ僭越ではありますが新生児代表として参加する事をここに表明致します。
いや、むしろ未熟児ですけどね。しかも多分アレ。逆子。

本当は共同管理者の「総裁」とネットリ話し合って決めたいんだけど、総裁こういうの苦手だからなー。
というわけでLEO@が独断と偏見と汁満載でお送りする、「2004年10大ニュース」をお楽しみ下さい。

第10位 「winny開発者47氏逮捕」(それゆけ!!だよもん星
著作権法違反ほう助」という罪状について、久々に各所で熱い議論を交わしました。
「罪状が拡大解釈だ」と主張する者、「winnyp2pの未来を云々」と的外れな論理を展開する者、
本当に色んな人間の色んな考えがぶつかりあって、知識人からny厨房まであれやこれやの大騒ぎ。

でも開発者が逮捕されて、使用者も逮捕されても、それでも結局winnyは動き続けるわけです。
ユーザーがいる限り半永久的に。今までも、これからも。

第9位 「夏コミで雨が降った!」
もう最近は珍しくもなんとも無いけどね。
昔は「夏のコミックマーケットで雨は降らない」っていう伝説があったんだけどなぁ。
しかし寒かった。
俺も折り畳み傘しか持ってなかったけど、あまりの降り方に1000円で傘を買ったくらいの雨。
あの雨は涙雨ですよ。コミケの妖精イワエモンの死を悔やむ、ね。

あと相方が馬鹿みたいな腕だし谷間出しの服で来てガクブルしてたのにワロタ。

第8位 「UD 天然痘の解析を終了」(Team 2ch@UD Watch
インターネットという顔の見えない世界、そこには悪意が満ちているのか、善意が溢れているのか。
ネットを利用した犯罪や共謀自殺なんかも多発してるけど、こういうニュースも地上波で取り上げてくれないものか。

第7位 「ひぐらしのなく頃に
同人ゲーム、それも売れ線とは言えない独特なイラストを使用したノベルの加熱人気に、草の根の力を感じました。
そういえばノベルゲームを英語訳して海外で発売とかしてないのかな。とっくにしてるのかな。

第6位 「新潟中越地震(新潟中越大震災)
東京在住の俺ですら夜間に頻発する地震に激しくビビったわけですが。
しかし地震は怖いね。地球規模だからね。
人間なんて地球が少し震えただけでも何人も死者が出て、住居が倒壊して、儚いもんだね。

ネット上ですぐに新潟を支援しよう、って動きが出たのは素敵だった。
あと「食べたものを淡々と記録するよ」の大島氏。
被災しつつも淡々と記録する姿勢に涙した。

第5位 「アジアカップに見る日中関係の軋轢
驚くほどの事じゃないと言えば、その通り。
きっと日本人は国歌をブーイングされた事も、中国側がそれを「日本は騒ぎ過ぎ」と主張した事もすぐに忘れてしまう。
でも中国人は半世紀前に日本人が中国を侵略した事を決して忘れない。
その後、日本は中国の発展に様々な形で手を貸してきたのにも関わらず。

日本人はのん気だなぁ。そこが好きだけどね。愛すべき我が民族。

第4位 「イラクの日本人、主に3人と1人」
これもなかなか熱い議論が交わされたけど、圧倒的に民間人渡航者に対する批判意見が多かったね。
日本人の特性として「行くのは構わない、ただ潔く死んで来い」って感じがあるのだと予想。どうでしょ。
危険な地域に行って、捕まったら助けて下さいってのがカチンと来たって事でしょうな、結局。

殺害された香田さんにしてもイラクに行く経緯が経緯だけにねぇ…。
なんにせよ、夢を追うのも命があればこそですから。
争いが収まった後にだって、きっとやりきれない程の仕事があるわけで。

第3位 「TVの秋葉原特集」
観る度にムズ痒いような、気持ち良いような、奇妙な気持ちを何度も味わう羽目に。
放っておいて欲しい反面ちょっとは気にして欲しいっていう微妙なオタク心。
まぁ、好意的な感じでは無い特集が多かったんで、もう少し良い面も映して欲しいやね。
良くも悪くも日本のクリエイティブな面を下支えする街ですから。

第2位 「電車男
2chの読み物は誰が読んでも普通に面白いと思うし、これからも書籍化の動きは出てくると思う。
ただ2chのさらなる便所の落書き化を危惧する俺としては、チト困った流れでもあるのですが。
取り敢えず「電車男」を読んでドッと押しかけた2ch初心者にはこの言葉を。

半年ROMれ

まぁ、この前「半年ROMってました!」って言った名無しが「あと半年な」って言われてるのを見ましたが。
それでもROMれ。な?

第1位 「岡崎律子さん、死去
数年ぶりにリアルで泣きました。歌を聴いているとこみ上げて来るんだよね、涙が。
普段から何も特別なものは無い、小さな幸せを歌っていた人だけにね。
今でも何となく元気の出ない時には「いっしょにたべよう」を聴くのです。

考えてみれば2004年で1番衝撃を受けたニュースが1人の人物の死であるというのもおかしな話です。
でも、やはり今年最も心に残ったのニュースを考えれば、これしか無いという気もします。
遠くの戦争や災害、見知らぬ人の死や犯罪よりも馴染み深い人の死というのがいかに大きな事か考えさせられますね。

思えば今年は色んな人が逝ってしまわれました。
イワエモンこと岩田次夫氏に長さん横山光輝大先生。
亡くなった人は帰って来ないけど、せめてその人の事を誰かに伝える一助になりたい。
そんな事を呟きながら今日も更新するのですよ。ええ。


と、こんな感じで2004年10大ニュースをサクっとまとめてみました。
こうして見てみると、意外にバランス良く出来てるような、とか軽く自画自賛
なんだかんだでニュースっ子ですから。TVといえば報道ですから。

最後に改めてこんな手間のかかる企画をブチ上げてくれた「酔拳の王 だんげの方」さんに感謝を。
集計大変でしょうが、頑張って下さい。
個人的にはウチの1位が何位になるか、あるいはランク外かが気になるなぁ。