脱線事故報道-或る阿呆の一考-

(面倒な人は下の方の「ここから本題」から読もう!)

運転士がオーバーランしてしまった為に生じたダイヤの乱れを取り戻そうとし、結果としてスピードの出しすぎとなってしまった、というのが今回の事故の直接の原因という事らしい。(置き石がどうとかいう話もあるようだけど、速度が出てなきゃ大惨事にはならんだろうし)

各マスコミはこれを一斉に報道し、教育の名を借りた懲罰であり、まるでイジメのような「日勤教育」が良くないだとか、親友を失った人に対して「亡くなった○○さんになんと声をかけましたか?」「それにどう答えたと思いますか?」とかわけわからんインタビューをしたりしている。

とりあえず先に考えを述べておきたいが、今回の事故の一番の原因は、電車に対する高速化・効率化の要求によるものだろう。
これは誰が要求したものかというと結局は乗客であり、ダイヤの乱れをバッシングするのはマスコミであり、高速化を賞賛するのもマスコミである。
日々軽量化されダイヤが厳密になる鉄道に対して、今までマスコミはどれだけの提言してきただろうか。

当然の話だが、運転士の安全の為に高速化より電車前面の強度を高めるのが優先だろうし、万が一のために客車側面に対する衝撃緩和も必要だったろう。
しかしそれを指摘していたのはほんの一握りの専門家だけ。マスコミも乗客もさしたる興味を抱かなかった。
これはある意味で当然のことだといえる。なぜならそんなニュースは面白くないからだ。面白くないニュースでは数字(視聴率)が取れないからだ。

結局娯楽番組よりも高尚な物である筈の報道は、世の中の面白い事を視聴者に伝えるエンターティメントであり、視聴者のためになろうと面白くない事は報道しない。
今回の事件に関する報道を見ていると、ありありとそう思わされるのは俺だけだろうか。

さて、聡明な読者諸氏には必要ない事と思うが、ここに今回の件において最も責任を負うべきは鉄道会社であり、早急に現在の体制を見直すべきである事を誤解を招かぬように書き添えておく。
いつの時代もあらゆる事業において「安全である事」が最優先でなければいけないのは当然のことであり、誰に指摘されるまでもなく常に利用客の安全に気を配るのが鉄道会社の義務だろう。その為にも運転士には正しい教育を施さねばならないのは当然だが、それが今回のような事故を引き起こしてしまうのでは本末転倒である。

ここから本題

で、要するにLEO@おじちゃんは何が言いたいのかというと


「人が死んでんねんでぇ〓」

「何ですか、その回答は。あなた反省しているのですか?人が死んでいるのですよ!」

これは流行る。
こんな大惨事を起こした蛆虫のような経営者どもを、被害者の心情に成り代わって罵倒してやれるのは崇高な報道魂を持った記者様だけだし、記者様が普通の人間より遥かに貴い身分である事を俺たち愚衆が再確認させて頂く事のできる名言!
天は人の上に人を造る!記者様クオリティタカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

―今回の事故で尊い命を失われた多くの方のご冥福を、改めてお祈りします。―






というわけで、今日のニュースとアニメ更新は明日。
ってか今日中に帰れるかなぁ。