BLOOD+ 第50話「ナンクルナイサ」

前半を小夜たちの絆や戦闘で盛り上げて、後半を穏やかなエピローグで締める模範的な作りの最終回だった。ただ、そうして模範的であるというか、堅実であるという事が、50話分の物語を終わらせるにあたって適切な見せ方かというと、なかなか難しいところではある。
これはシナリオの問題でもあるだろうし、キャラクタの問題でもあるのだろうけど、終始作品のテンションが低すぎた。50話という構成を考えれば、もっと要所要所で物語を大袈裟なくらい盛り上げるべきだったのだと思う。
まぁそういった残念な点もあったけれど、細やかな部分で良い仕事も沢山あったし、そこはそれ、次に繋げて貰うという事で。50話もやれば見えてくる物も沢山ある事だろうからね。