前半を小夜たちの絆や戦闘で盛り上げて、後半を穏やかなエピローグで締める模範的な作りの最終回だった。ただ、そうして模範的であるというか、堅実であるという事が、50話分の物語を終わらせるにあたって適切な見せ方かというと、なかなか難しいところでは…

デーヴァもアンシェルもネイサンも随分とあっけない…。ここもっと時間を掛けるとこだと思うんだがなぁ。ディーヴァの血が子供を宿す事で力を失ったっていうのは良い仕掛けなだけに、どうも惜しい。 まあなんだ。アメリカへの嫌悪はビンビン伝わってきたから…

アンシェルと小夜の語りといい、デヴィット組の中継器破壊といい、ラス前の決戦にしてはやけに地味なのが気になった。つかアンテナを破壊した後で軍事衛星とリンクしてる中継車も破壊してたけど、あれは最初から中継車を破壊するんじゃ駄目だったのかね。地…

ジェイムズは中途半端なキャラだから仕方ないにせよ、ソロモンはこの作品にしては異様に地味な死に方だったような…。それともまだ次があるのかね。

竹田菁滋Pは反米路線を諦めてはいなかった！てな感じの話もはさみつつ、過去の小夜と現在の小夜を対比してみたり、ソロモンをさくっと半殺しにしてみたりと、ラストに向けてカツカツになっているらしい事がうかがわれるような構成だった。 こうなるなら序盤…

モーゼスがカイを襲ったのは安直過ぎる気こそすれまあ分かる。ただカルマンと一緒に死ぬってなどうよ。確かに太陽の下で燃え尽きるビジュアル自体は美しかったし、2人でルルゥの事について語り合うシーンは思わずウルっときたけど、そういった部分ありきな感…

相変わらず立ちまくるルルゥの死亡フラグはさておき、今回はカルマン×モーゼスのラブラブっぷりが物凄かった。 確かに無限の時間を持つ小夜よりも、残された時間の少ないシフたちをメインに据えた方が面白いようには思うけど、それはそれでどうなんだろうな。

ソロモンのプロポーズは余りに臭すぎて入り込めなかったけど、キスシーンで3つの人間関係を端的に表す演出は相変わらず分かり易くて良かった。まあ一番良かったのはやっぱりネイサンのキャラなんだけども。

んー、まぁ色々と話は進展してる感じではあるのだけど、アンシェルやネイサンが強すぎてちょっと萎える（キャラ的には最高なんだけどね、ネイサン）。ジュリアを庇ったデヴィッドも何で窓の外から教授を撃たず、間に入る必要があったのか分からなかったし、…

今回も対話シーンの良くできた回だった。小夜と真央然り、デヴィットたちの会議然りね。ただこれを今やるのかって気はやっぱりするし、どうもまったりしすぎてるような印象もあるけど。 しかしデーヴァの子供がどうこうって話はどうなるのかね。幾らなんでも…

ソロモンがデーヴァ側を裏切る話。 山内重保氏と黄瀬和哉氏が担当してる回だけあって、演出も作画も全体的にかなりの高水準だった。 これで戦闘シーンさえ肩透かしでなければなあ。残念。

小夜が休息を取る話。 真央とモニーク、ジョエルとアンシェルのやり取りが、それぞれ対話劇としてなかなか良く出来てた。小夜とカイが戦う理由を再確認するくだりも決戦前には必要だと思うし、今回は全体的に良くまとまってたかな。（「なんくるないさ」じゃ…

対ジェイムズ戦。相手の弱点をペラペラ教えてやる軍人（しかも最終的にはそれが原因になって自分が用意した穴にあっさり落とされる）と、敵に好意を抱いて手助けする美青年とは、ディーヴァのシュヴァリエにもロクな奴がいないな。 「信頼。それが僕らが新た…

みんなで小夜のリハビリをする話。 正直厳しいと思った。「守らなきゃいけない人たちがいるから負けられない」っていう展開はもう既に何度もやっているから、カールと対比するような見せ方の良し悪しは別として、今更感は凄く強い。 もうそういうアニメだと…

前回やってたシフの話はどうなったんだっけ。なんかデヴィットの白衣＆眼鏡とか、それなりに戦えるようになったカイの活躍とか、カマキャラの本領を発揮し始めたネイサンのお陰で思わず忘れるところだったけど、案外気になる引きだったような気が…。 ま、ま…

1年前の時点で死にかけてたシフたちが再登場。ポジション的にはどう考えても死ぬために出て来た感があっただけに、モーゼスとカルマン、それに急に千和千和し始めたルルゥの3人が残ったのは良く頑張った方だろうか。特にルルゥは「千和声がなければ即死だっ…

小夜は記憶を失ってるものだとばかり思っていたけど、どうやらそういう事でもないらしい。確かに小夜はリクを失った事で随分と悲しんだだろうし、翼手の増加で焦っているのも分かるのだけど、ここにきてまた主要キャストの人間関係を軸に話を進められるのは…

前回から1年後の話。 カイが小夜の事を待ちながら戦い続けているのは予想通りだったけど、まさかデヴィッドが飲んだくれの役立たずになり下がっているとは思わなかったよ。赤い盾の戦力が壊滅して小夜も行方不明になったとはいえ、赤い盾の中枢であるジョエ…

リクを姉と同じ容姿を持ったデーヴァに強姦させた上に殺しといてボーイ・ミーツ・ガールて。 前回の感想で「リクは死にそう」と書いてはいたものの、この死に様は完全に予想外だったよ。せめてリクもシュヴァリエになったんだから抵抗するなりなんなりあるん…

リクの奮闘でカイと小夜が仲直りする話。3人並んで写真を撮るなんて不吉な、と思いながら見てたせいか、今後の展開次第でリクが死ぬような気がしてならない。うー、普通に考えればラストまで残りそうなキャラなんだけど…。初期の頃からディーヴァの歌が聴こ…

小夜の過去話。ジョエルの日記の記述と小夜の記憶とを合わせて、今回の話で断片的に示されてきた過去は大体繋がったみたい。今まであれだけ「自分の過去は自分で思い出すべき」みたいな事を言っておきながら、あっさりと日記を語って聞かせてる辺りに違和感…

小夜の血を飲んでも駄目でしたって事でイレーヌ死す。そんなあんまりだ。あんな良いキャラなのにさくっと殺してしまうだなんて！こう、一般常識やなんかの面に対する育成的な要素もプラスできたりして、実に使いやすいキャラだと思うんだが。 とはいえそのお…

ここにきてカイが光り始めたな。戦う術を持たないからこそ共存の道を模索するという役所はカイにとって全く相応しい。小夜が冷たすぎるくらいに覚悟を決めてからこっち戦闘シーンも迫力あるし（身体能力が上がってる気さえする）、キャラクタ同士の考え方が…

全体的に演出がかなり格好良く決まってる回だった。カイとイレーヌのエピソードも、身近に人間でない存在が多くいるカイでなければ出来ない接し方をしていて好感が持てる。ただ残念な事にカイには真央もいるわけで、流れとしてはそれだけでイレーヌの死亡フ…

新OP/ED投入。回を追うごとにヴィジュアル的なレベルが上がっていってる気がする。 本編の方はシフが襲ってきたりなんだりで、リクがマスコットから戦力へ、カイが役立たずからリクの栄養源へグレードアップだかデグレードだかする話。 冗談はさておき、ここ…

小夜が決意を固める話。5話に1回くらいの頻度で決意を固めてるような気がする。 感情の起伏が激しい真央が恐ろしく可愛いせいか、記者編の方が観てて楽しいなぁ。

小夜がリクを助ける為に自分の血を飲ませる話。 流れを見る限り今回の行動は兄弟3人全員にとって不本意な結果になりそうで、それによって今後また家族が離れたりくっついたりする話をやるんだろうかと思ったらちょっぴりゲンナリした。でも対ディーヴァの話…

ソロモンの説得で小夜の心があっさり揺らいでてげんなり。小夜の決意は何度揺らげば固まるんだろう。ストレス溜まるー。 リクがディーヴァに血を吸われた事で多少は状況も変わるんだろうから、その辺りにほんのりと期待を寄せてもう少し我慢だろうか。演出が…

小夜とハジの馴れ初めの話。 今回の話を観る限りでは、ハジが人外になったのもジョエルたちが死んだのも（小夜の妹とかいうやつのせいだとすれば、小夜が解放したみたいだから）全部小夜のせいらしい。小夜お嬢様は自由奔放すぎるから困る！ まぁそれでも今…

日本を離れてまでカイを追い続ける真央と対比されると、どうしても戦うヒロインである筈なのにうじうじしている小夜が矮小に感じられるなぁ。ハジがあれだけの人数と戦うって言ってるのに引きとめもしないどころか、隠れていろと言われるままに隠れてるとは……