天保異聞 妖奇士 第8話「狐芝居」

舞台に立てない女に生まれた事についての宰蔵の葛藤は、宰蔵の立ち居振る舞いからして触れなければならない問題であるのは間違いないし、それに関連して「宰蔵」の「宰」の字が罪人を裁く針を含む字であるとして、そう名づけた父親の真意について悩むというのも分からないではないのだけど、わざわざ名前を付けるに際してそこまで考えるかなあという気はしないでもない。(とはいえ「宰」の字の解釈か、或いは「宰蔵」という名前をあえて付けたことについての真意が次回で示されるのだろうから、そこでどういった転換を図ってくるのかという期待もあるのだけど)