妖奇士

天保異聞 妖奇士 第12話「駁竜、月に吠える」

駁竜の空中戦といい、小笠原の決闘シーンといい、作画的なインパクトがかなりのものだった。 また今回は作画のみならず、小笠原の出自と人間関係に焦点を当てながら進むシナリオも分かり易かったし、余韻の感じられるラストも良かったしで、総じてレベルが高…

天保異聞 妖奇士 第11話「日光怪道」

場面移動の多さといいキャラの多さといい、随分とせわしのない話だったけど、旅をしながらどこかで聞いたような妖怪を退治していくというシチュエーション自体は悪くないと思った。既定路線だったのか方向転換なのかは分からないけど、これで面白くなるとい…

天保異聞 妖奇士 第10話「弥生花匂女神楽」

全部小笠原のせいかよ!なんかもっとこう…別にいいけどね。なんかジョジョ的な発想の転換とかつい求めちゃうけど、基本的には我侭だし。

天保異聞 妖奇士 第9話「面と怨」

宰蔵も犯罪者かよ…。しかもあの見せ方だと宰蔵の親父は男色家で、幼い頃の宰蔵を男に見立てて寵愛してたような感じなんだが。いいのかそれで。ちなみに私は一向に構わんッッ!(なんだそれ) あと今回は豊川の妖艶で諧謔味ある振る舞いが素敵だった。

天保異聞 妖奇士 第8話「狐芝居」

舞台に立てない女に生まれた事についての宰蔵の葛藤は、宰蔵の立ち居振る舞いからして触れなければならない問題であるのは間違いないし、それに関連して「宰蔵」の「宰」の字が罪人を裁く針を含む字であるとして、そう名づけた父親の真意について悩むという…

天保異聞 妖奇士 第7話「竜は雲に」

いつの間にかユキが「(今まで)自分の罪を見つめていた」という事になっているんだけど、異界の力で都合の良い雲七を作り上げて、罪から目を逸らし続けてきたんじゃないの。 アトルを吉原に入れて「黄金の国」っていう幕引きもなんか納得いかないんだよね。…

天保異聞 妖奇士 第6話「竜気奔る」

巫女さんが踊り始める辺りからのビジュアルはそれこそ見ているだけで満足できるようなレベルだったけど、物語が見ていてどうも面白くない。往壓の思考がここにきてまた読めないからなんだろうな。

天保異聞 妖奇士 第5話「ひとごろしのはなし」

いやービックリした。まさか往壓が全く一片の擁護もできない程に人殺しだったとは。しかも殺したのは友人で、その恋人を暴行しようとしたのが原因て…。とてもじゃないが夕方アニメの主人公とは思えないな。 まあ「特別な自分」というアニメ的な思考に逃げ続…

天保異聞 妖奇士 第4話「生き人形」

子持ち人妻からロリまでいける40前のおっさんてどうよ、という話。(違 世の中からすっかり浮いてしまった往壓が、同じように異質の存在である少女に対して仄かな共感を感じた末に、「人はみな異人だ」と悟り、世の中から浮いてしまう自分をも認めるという流…

天保異聞 妖奇士 第3話「華江戸暗流」

奇士になる事をあれだけ躊躇した往壓が、結局自分以外の誰かのために奇士になると決意するくだりは少し嘘臭かったような。たえと央太の親子を見て思うところがあった他に、ぶっちゃけ肉を食いたいっちゅーような理由もあったんだろうか。だとすればある意味…

天保異聞 妖奇士 第2話「山の神堕ちて」

山の神がおかしくなった理由を往壓が推理する展開も、漢神の力で山の神を倒すシーンも、どうもパッとしない印象を受けた。 前者についてはまあ見せ方が悪いというか、親父の話が今回突然出てきたように感じたからだろうけど、後者に関しては「敵から武器を取…

天保異聞 妖奇士 第1話「妖夷、来たる」

時代背景の描写にじっくり時間を掛けた丁寧な作りだった分、第1話としてのインパクトはやや弱めだった。ただ主人公のキャラクタはほんのり渋さのある、嫌味のない良いキャラだし、作画や脚本もかなりしっかりしていたんで、次回以降には期待できそう。